「店舗物件の営業」
シンプルに聞こえますが、
実は様々なハードルや物語があるんです。
2011年入社
第一営業部 営業課 係長
立教大学 経済学部卒
個人経営の社長や企業の店舗開発、不動産仲介業者などに営業をし、当社所有ビルへのテナント誘致をしています。
時には内装業者やテナント様からも紹介を受けることがあるので、様々な方と面談をして物件のご紹介をしております。
営業職はまず第一に「売ること」、つまりお客様と契約をすることが重要と言われるので、ビルの設備や経営の知識、また不動産売買の知識などはあまり関係のないように思われるかもしれませんが、お客様との商談や会話の内容はとても幅広いので、同じ土俵に立つために日々勉強の毎日です。また、業界の話や専門的な話など、お客様との会話から学ぶことも多くあります。このお客様との密な関係づくりが、契約につながっていくと私は思っています。
また当社の営業職は、決まった営業スタイルがなく、各々が自分に合った営業スタイル、営業方法で仕事ができます。
逆に言うと自分一人で仕事を組み立てていかなければならないのですが、自分にはその働き方が合っており、仕事へのモチベーションにつながっています。
お客様と契約を結んだ後の話になりますが、店舗がオープンした時はとても一言では語り切れないほどの感動があります。
普通に過ごしているとあまり知る機会は無いと思いますが、実は店を開くまでには様々なハードルや物語があります。その為、自分が担当しているお客様が無事オープンの日を迎えられた時には特別な思いがこみ上げてきます。
そして、自分が紹介した物件をきっかけにして、お客様が次々と店舗を増やし、企業が大きくなっていく過程を身近で体験していると自分にとっても大変刺激になりますし、「貢献できた!」という気持ちを感じることができるのはこの仕事の魅力の一つだと思います。
その為にもお店に繁盛してもらいたいという気持ちは常に持って仕事をする事を心がけています。
もっとも印象深いエピソードは、入社2年目で経験した新築ビルのテナント誘致です。
当社はビルオーナーという立場ではありますが、特に新築ビルのような人気の高い物件は、社内で営業担当者同士の競合も出てきます。私もその一人で、自分の担当するお客様に何としても入居していただきたいという思いから、社内をはじめ、先方のご担当者様や関係先と何度も何度も打合せを行ったことを覚えています。
最終的な入居テナント選定の社内会議で、自分の担当するお客様の入居が決定した時は、安堵の気持ちはもちろんですが、大きな達成感を感じました。また先輩社員や同僚と競合しながらも、自分の思いをカタチに出来たこのプロジェクトは、私の営業マンとしての自信にもつながりました。
店舗の契約は金額的な規模も大きいものが多く、調整する条件も大変細かい内容になります。ひとつの契約を成功させるには、物件や市場に関する知識を学ぶことはもちろん、お客様との信頼関係を築くこと、そして思いをカタチにするための熱意、これらの大切さを学ぶことのできた貴重な経験だったと思います。
貸ビル業という、一つの分野に特化した安定的なビジネスモデルが魅力なのではないでしょうか。
ビジネスモデルがしっかりとしているからこそ、各社員が会社の方向性をよく理解しており、また自分自身や同僚が任されている仕事についてよく理解しています。これが風通しの良い社風に繋がっていると思います。
休日を比較的多く取得できることも、ビジネスモデルが安定している当社だからこそできることだと思いますし、大きな魅力の一つです。
また個人的には、当社の営業は少数精鋭という事もあり、良くも悪くも仕事の成果が第一です。自分の頑張りが社内で自身の評価を上げることに直結しますので、この点もモチベーションにつながる大きな魅力の一つだと感じております。
就職活動は自分自身の将来について考える良い機会だと思いますので、多くの企業を見て、色々な事を考えてほしいですね。
なかなか自分のやりたい仕事といわれてもパッと思い浮かぶ人の方が少ないと思いますが、就職がゴールではなくスタートだと考えていただければ、そこまで難しく考える必要もないかと思います。
また、就職活動中ほど多くの企業を見るチャンスは、今後、正直言って無いと思います。
それぞれのビジネスモデル、社内の環境、そこで働く従業員などを見比べて、自分がそこで働きたいと思える企業を見つけてもらいたいです。
納得のいく情報収集をしながら、当社に関してもぜひ他の企業と比べてみてください。